【鼻中隔湾曲症手術】20代女性の体験談*入院〜手術まで*

【鼻中隔湾曲症】20代女性看護師の体験談*入院〜手術まで*
この記事は約5分で読めます。

現役看護師のてんちゃんです!

私は、2015年の春に『鼻中隔湾曲症』の手術を受けました。


鼻中隔湾曲症について知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。


今回は、実際に私が受けた『鼻中隔湾曲症』の手術体験談【②入院〜手術まで】を記していきます。

『鼻中隔湾曲症』の手術を受ける方や、手術を受けるか迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで欲しい人

看護師目線で詳しく説明してありますので、ぜひ最後までお読みください!

鼻中隔湾曲症手術*入院当日*

鼻中隔湾曲症手術*入院当日*

私は、全身麻酔で手術を受ける予定だったので、手術を受ける日の前日に入院しました。

なぜ前日に入院するのかというと、夜中の0時から禁飲食の指示が出ることと、手術前の準備(点滴を入れたり、同意書の確認をしたり)が必要になるからです。

何日前に入院するのかは、手術開始の時間や持病の有無などで人によって異なります。

手術の前の日なので、点滴を入れる以外は特に何もせず終わりました。

友達や家族も面会に来てくれて、初めての入院生活を楽しんでいました。


鼻中隔湾曲症手術に必要な入院の持ち物はこちらをご参照ください▼


現在は面会などが制限されている可能性がありますので、入院する病院へ事前に確認をしておきましょう♪

鼻中隔湾曲症*手術当日*

鼻中隔湾曲症*手術当日*

禁飲食の指示が出る

手術当日は、夜中の0時から禁食指示が出るため、朝食はなしです。

私はお昼からの手術だったので、空腹に耐えるのがつらかったです。

水だけは、手術の数時間前まで飲むことができました。

いつ(時間)・何を(種類)・どれくらい(量)飲んだのか聞かれることがありますので、最後に飲んだ時のことは覚えておきましょう!

初めての手術に不安と緊張を抱きながら待っていると、ついに手術室へ向かう時間がやってきました。

手術室へ歩いて向かう

手術室へは、歩いていきました。

ドラマではよくストレッチャーで手術室へ運ばれていますよね。

実際の医療現場では、手術室まで歩いて向かいます。(歩行が困難な方は車椅子やストレッチャーで向かいます)

不安と緊張を押し殺しながら、自分の足で手術室へ。

マスクをして、髪の毛をまとめるためのキャップをかぶって手術室へ入ります。

手術室の中の様子

鼻中隔湾曲症 手術室の中の様子

室温

手術室は、15〜20度くらいの室温で設定されているので、寒く感じられるかもしれません。

室温を低く設定する理由は、手術部位の汚染を防ぐためなどが挙げられます。

暑い部屋で手術をしていたら、医師や看護師の汗が傷口に入り、感染症を起こす原因になってしまうからです。

手術台

手術を受ける際に寝る手術台は、落ちてしまいそうなほど幅がとても細くなっています。

手術台の上には、ドーナツ型の枕が置かれていました。

手術室のスタッフ

手術室は結構広くて、たくさんのスタッフがいます。

とっても緊張しますが、みなさん優しく声をかけてくれます。

上半身の服を脱ぎ、タオルをかけて

手術台に横になります。

ドキドキ・・・。

いよいよ、手術が始まります。

麻酔の導入〜手術〜覚醒

鼻中隔湾曲症 麻酔の導入〜手術〜覚醒

手術が始まる前に、氏名・手術名・手術部位の確認を行います。

ここを間違えたら大変なことです。

絶対に間違えてはなりませんが、医療従事者も人間ですので”ヒューマンエラー”は起こる可能性があります。

自分でもしっかりと確認するようにしましょう。

確認が終わったら、いよいよ麻酔の導入です。

顔に、口と鼻を覆うように酸素マスクをつけられます。

「麻酔入れますねー」の声かけがありました。

静脈麻酔を点滴のところから注入されます。

「ゆっくり大きく呼吸をしてくださいねー」

という声が聞こえ、指示に従います。

・・・

私が次に聞いた言葉は、

「終わりましたよー!目を開けてください。」

でした。

手術中の記憶

鼻中隔湾曲症 手術中の記憶

麻酔をかけられて手術をしている最中は、眠りが深すぎて夢もみていない状態に近かったと思います。

手術中の体感時間は10分くらいで、そこだけ記憶がプッツリと途切れているような不思議な状態です。


麻酔から覚醒するときの感覚は鮮明に覚えていて、気持ちよく深い眠りに落ちている時に無理やり叩き起こされるような感じがしました。

麻酔から起こされた直後は、手術を受けていたことを理解できておらず、“眠いのに起こさないでー!!!”と思っていました。

ウーウーとうなっていたかもしれません。笑

次第に”なんだか様子がおかしいぞ…”と気がつき、「手を握ってみてー!」という声が聞こえてきました。

何が何だかわからない状態で、必死にスタッフの手を握り返したのを覚えています。

手を握り返せるかどうかで、”指示が入るか”の確認をしています。

医師や看護師の指示通りにできれば、その患者の意識は鮮明である(覚醒している)という判断ができるのです。


私がしっかりと覚醒していることを確認してから、病室のベッドへ移動していきます。

もちろん、この時はストレッチャーで病室まで送ってくれますのでご安心ください♪

【鼻中隔湾曲症手術】20代女性の体験談*入院〜手術まで*まとめ

今回は、実際に手術を受けるまでの流れを書きました。

再度、重要なポイントを確認しておきましょう!

今回の重要ポイントまとめ
  • 手術の何日前に入院するのかは、持病の有無などによって異なる
  • 全身麻酔の場合は、禁飲食指示が出る
  • 手術室へ行くときは、基本的に歩いて向かう
  • 手術室の室温は低いので寒く感じる
  • 手術前の、氏名・手術名・手術部位の確認は自分も必ず確認する
  • 手術中の記憶はまったくない

最後までお読みいただきありがとうございました♪

次回は、『術直後〜退院まで』に続きます。

退院するまでの1週間はとっても辛かったので、読まれる方は覚悟して見てください…!

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