こんにちは!現役看護師のてんちゃんです。
少子高齢化の進行や、感染症が流行している現在の日本では、「看護師」の需要が高まっています。
高校生がなりたい職業ランキングでは1位に選ばれるなど、今人気の職業のひとつです♪
でも、私は身長が低いし体力に自信もない…。
看護師の仕事は大変だって聞くし、難しいのかも。
確かに、看護師は肉体労働で夜勤もあるし、自分にできるのか不安になりますよね。
でも、それで諦めてしまうのはもったいない!
私も身長が148cmしかありませんが、看護師の仕事ができています♪
看護師の一般的な仕事内容
まずは、看護師の一般的な仕事内容をご紹介します。
看護師資格を活かせる職場は色々とありますが、
今回は「病棟看護師」と「クリニック看護師」に絞って説明していきます♪
自分が働く姿を想像しながら読んでくださいね!
病棟看護師の仕事内容
「病棟看護師」とは、大学病院や総合病院など、入院患者さんがいる環境で働く看護師のことです。
看護専門学校や大学を卒業したら、まずは「病棟看護師」として働く人が多いです。
以下に、「病棟看護師」の仕事内容を簡潔にまとめます。
*「病棟看護師」の仕事は多岐に渡るため、上記には含まれていないものも存在します。
どれも重要で大変な仕事ですが、特に「入院している患者さんの生活援助」には、多くの仕事内容が盛り込まれています。
入院している患者さんのADL(日常生活動作)は、疾患や年齢によりさまざまです。
自力でなんでもできる人もいれば、1本の指を動かすこともできない人もいます。
「病棟看護師」は夜勤もありますので、体力が必要な仕事であると言えます。
クリニック看護師の仕事内容
「クリニック」とは、病床数が19床以下の医療施設のことで、「診療所」に分類されます。
ここでは、病床を持たない「外来のみの診療所」で働く看護師の仕事内容をご紹介します。
医師の補助をしたり、採血や点滴などの処置をする部分は「病棟看護師」と似ていますね。
圧倒的に違うのは、入院患者がいないこと。
そして、その代わりと言ってはなんですが、事務的な仕事が多いことが特徴です。
「病棟看護師」のように、患者さんの日常生活援助を行う必要がないため、体力的には非常に楽です♪
事務作業が嫌いではない人や、基本的な看護技術を修得された方におすすめの働き方と言えます。
看護師に「身長制限」はあるの?
自分よりも身体の大きな患者さんの移乗を介助するのって、難しそうだなぁ…。
そうなると、看護師には「身長制限」があるのかな?
身長が低くても看護師になれる
看護師資格を得る上で、「身長制限」はありません。
私も身長が低くて148cmしかありませんし、140cmくらいの看護師さんもいました。
身長が高い看護師の方が移乗が上手かというと、そうでもありません(笑)
ボディメカニクス(身体力学)を活用すれば、自分の身体を痛めることなく、身体の大きな患者さんだって動かすことができますよ♪
*ボディメカニクス…人間の骨や関節・筋肉などの力学的相互関係を取り入れた技術のこと
そうは言っても、身長や体格の違いで苦労する場面があるのも事実です。
次は、身長が低いことのメリットとデメリットを紹介していきます!
身長が低い看護師の臨床現場でのメリット・デメリット
身長が低い看護師のメリット
- 威圧感がないため、患者さんが親しみを持ちやすい
- オムツ交換をする時など、無理に屈まなくて良いので腰を痛めにくい
- 病室やベッドの間隔が狭くても、入ることができる
あとは、先輩看護師や上司から可愛がられやすいと思います!笑
身長が低い看護師のデメリット
- ボディメカニクスを活用しても、移乗が危険になることがある
- 移乗をする際に、患者さんを不安にさせてしまう
- 高いところにしまってある物品に手が届かない
う〜ん…。
どれも深刻な問題ですね。
でも!次で対処法を紹介しますので、ぜひ目を通してください!
身長が低い看護師の臨床現場での対処法
臨床現場で働いている「身長が低い看護師」は、どのように工夫して仕事をしているのでしょうか?
私自身が気をつけていることや、周りの看護師をみて学んだ「対処法」をご紹介します!
ひとつずつ、簡単に解説していきますね!
ボディメカニクスを最大限活用できるよう練習し、「移乗のプロ」になる
ボディメカニクスとは、人間の骨や関節・筋肉などを上手に利用して、小さな力で大きな力を生み出す技術のことです。
この技術は、看護専門学校や大学に通うと、演習や実習で学ぶことができます。
私はどちらかというと、力の使い方が下手な方で、患者さんの移乗は苦手です。
しかし、私よりも身長の低い先輩看護師さんは、ボディメカニクスの使い方がとても上手で、
180cmくらいある大きな男性患者さんも「ひょい!」っと移乗していました。
身長が低くても、努力次第では「病棟で一番移乗が上手な看護師」になれるかもしれません♪
患者さんが危険な状況になると判断した場合は、無理をせず他のスタッフに頼る
- 他のスタッフに頼りづらい…
- ちょっと頑張ればできるかも…
- こんなこともできないのかと思われそう…
看護師はとても忙しい仕事なので、人手が足りず、他のスタッフに頼ることが難しい場面も多いです。
しかし、ボディメカニクスを修得したとしても、人の力には限界があります!
少しでも「できない可能性」を感じたら、必ず他のスタッフの力を借りてください!
患者さんを支えきれずに転倒してしまったら?
無理をしすぎて自分の身体を壊してしまったら?
リスクを予想して回避することも、看護師の重要な仕事ですよ♪
「採血・点滴」などの、看護技術で貢献できるように努力する
身長が低い看護師は、力勝負では勝てないことは事実です。
それならば、力は関係ない部分を得意分野にしてしまいましょう!
採血・点滴・気管吸引など、なんでも良いです。
先輩後輩問わず頼られるような、技術や知識を身につける努力が大切です♪
高い位置の物が取れるように、踏み台を用意してもらう
病棟には、患者さんの布団や病衣、ベッドシーツ、器材など多くの物品が存在します。
それらを整頓するために、棚の高い位置に物が収納してあることがよくあります。
私は、一番上に収納してあるタオルが取れなくて、いつもジャンプをして取っていました(笑)
病棟によっては、数カ所に踏み台を置いている所もあったので、必要があれば先輩や上司に相談してくださいね♪
まとめ:身長が低くてもステキな看護師になれる!
今回は、「身長が低い看護師の実際」をご紹介しました。
再度、重要なポイントを確認しておきましょう!
「長所は長所、短所も長所!」のマインドで、ぜひステキな看護師を目指してくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました♪